2021年WindowsUpdate月例配信予定日の年間スケジュール
WindowsUpdateの日程は事前に確認しておこう。WindowsUpdateを適用したことで起動しなくなったなど不具合の原因になる場合もあります。可能なら自社の環境で数台適用してみて不具合が出ないかなどを事前に検証することをお勧めします。。もし事前検証が難しい場合は、しばらく待ってインターネットで不具合情報を集めてから社内に適用の告知をするのも有効です。
更新プログラム公開予定日 | |
2021年1月 | 2021/01/13(2021/01/12) |
2021年2月 | 2021/02/10(2021/02/09) |
2021年3月 | 2021/03/10(2021/03/09) |
2021年4月 | 2021/04/14(2021/04/13) |
2021年5月 | 2021/05/12(2021/05/11) |
2021年6月 | 2021/06/09(2021/06/08) |
2021年7月 | 2021/07/14(2021/07/13) |
2021年8月 | 2021/08/11(2021/08/10) |
2021年9月 | 2021/09/15(2021/09/14) |
2021年10月 | 2021/10/13(2021/10/12) |
2021年11月 | 2021/11/10(2021/11/09) |
2021年12月 | 2021/12/15(2021/12/14) |
■注記
上記の日付は日本日付です。カッコ内は米国の日付です。
スケジュールは米国のカレンダーに基づいたものです。
予定は変更になる可能性があります。
■注記2
2021年5月:Windows10 1909のサポート終了。
2021年12月:Windows10 2004のサポート終了。
セキュリティ更新プログラム リリース スケジュール (2021年)
https://msrc-blog.microsoft.com/2020/11/10/securityupdatereleaseschedule2021/
Microsoft OfficeへのWindowsUpdateの影響
Microsoft Officeへの影響で注意が必要なものがVBAを作り込んでいるエクセルなどです。WindowsUpdate後に不具合が出る場合もあるので作り込んでいるエクセルや過去に不具合が出たものなどをピックアップして事前検証対象とするのがいいと思います。
全パソコンで規格やソフトウェアのバージョンの合わせておくなど不具合が起きにくい環境を作るのもシステム担当者の仕事となります。
Windowsサーバー等へのWindowsUpdateの影響
Windowsサーバーの場合、バージョンによりますがWindowsUpdate適用後に戻せない仕様になっているものが多い。自社でサーバーを設置するオンプレミス環境の場合は、急いで適用せずに不具合情報がインターネットに出揃うのを待っての適用するのが安全かもしれません。ただセキュリティプログラムの配信が多いため、リスクとの兼ね合いで適応タイミングを決める必要もあります。
またサーバーにインストールしている各種ソフトウェアがアップデート後の最新OS等に対応しているかも注意が必要です。セキュリティを優先して、すぐにWindowsUpdate適用したら肝心のソフトウェアが対応しておらず、動かなくなったなんて笑えない話は現実に起こっている。
マシン負荷によるトラブル回避
システム担当者の苦痛の一つがヘルプデスク。WindowsUpdate適用時は当然パソコン上の負荷が上がります。ユーザー自身はアップデートしている認識がなく、他の作業をしていて再起動がかかったりするとトラブルの原因になります。ヘルプデスク業務を減らす意味でも、システム担当者からの告知があってからアップデートするという流れを作っておくのも大切です。
ネットワーク回線への影響
コロナ禍でリモートワークも普及しつつある昨今ですが、気をつけないといけないのが無制限ではないデータ端末やスマホのテザリングで仕事をしている場合です。この場合、当然WindowsUpdateで数Gのデータを消費します。そこにZoomなどのWeb会議などが平行します。法人でデータ量合計する契約で都度追加する運用や自動チャージになっていない場合など低速になったり、業務に支障が出る場合もあります。予め考慮して対応しておきましょう。
さいごに
システム担当者にとってWindowsUpdateは鬼門です。できる限りの事前準備と情報収集して対応しましょう。
今後も少しでもシステム担当者のミカタになれるように今後も実務に有益な情報を発信していきますのでよろしくお願いします。